グラフェンコーティングとは?導入しない理由を横浜の専門店代表が本音で解説【2026年版】
横浜市磯子区のカーコーティング専門店MR.POLISH代表の鎌田です。最近「グラフェンコーティングはやっていますか?」というご質問を受けることが増えてきました。今回は、当店がグラフェンコーティングを現時点で取り扱っていない理由について、本音でお伝えします。
筆者情報
Profile
1993年8月13日生まれ。車がずっと好きで大学を中退し町の整備工事へ入社。
自分の愛車のカムリを東京にある某有名コーティング専門店へ依頼し、その仕上がりに物凄く感動を受け、カーディティリング業界へ参入。約8年間修行を経てカーコーティング専門店ミスターポリッシュを起業。常に「期待以上の仕上がり」を追求し、他では得れない感動をお客様に届けています。
グラフェンコーティングとは

グラフェンコーティングとは、炭素原子でできた無機質素材「グラフェン」を配合したカーコーティングです。従来のガラスコーティングやセラミックコーティングと比べて劣化しにくいとされ、近年注目を集めている新素材です。「硬度10H」といった数値を打ち出して紹介されることも多く、次世代コーティングとして取り扱う専門店も増えてきています。
なぜ当店はグラフェンコーティングを取り扱わないのか

結論からお伝えすると、令和8年8月28日現在当店では現時点でグラフェンコーティングを取り扱っていません。理由は明確で、まだ歴が浅く、長期的な結果が見えていないからです。
当店では新しいコーティング剤を導入する際、まず自社の車や代車で検証することから始めます。代車の全てのパネルに異なるコーティング剤を塗り、それぞれどんな変化や劣化が起きるかを明確にしてから、導入を検討します。
検証は最低でも施工から2年間かけて行います。順番としては、まずウォータースポットの付着性、次に耐薬品性、最後に耐久性という流れで確認していきます。グラフェンコーティングについても、現在すでに何社かの液剤でテストを行っていますが、結果が出るのはまだ先の話です。
「硬度10H」という数値表現について思うこと

お客様から「グラフェンコーティングってどうですか?」と聞かれたら、まず「まだ分かりません」とお答えしています。
硬度10Hという数値は、コーティングそのものの硬さの理論値としては可能かもしれません。ただし、硬すぎるということは、振動などで割れやすいということでもあります。コーティングには程よい柔軟性が必要です。
さらに言うと、下地となる塗装自体の硬度は、国産車で3〜5H、輸入車でも4〜6H程度です。その上にどれだけ硬い被膜を乗せても、下地が柔らかければ意味がありません。豆腐の上に固い被膜を塗っても、下が柔らかければ割れてしまうのと同じ理屈です。
そのため当店で扱っているservFacesでは、「元の塗装の硬度を最大60%向上させる」という相対的な数値でご説明しています。絶対値としての硬度を誇張するのではなく、あくまで元の塗装との相性を重視する考え方です。
硬すぎることのリスク

硬度を上げれば上げるほど良い、というわけでもありません。被膜が固くなるほど、ウォータースポット(水シミ)ができた際に、研磨しても取り除けなくなるリスクが高まります。硬さと扱いやすさはトレードオフの関係にあり、単純に「硬ければ硬いほど良い」という評価はできないというのが当店の考えです。
グラフェンコーティングとservFacesの考え方の違い
| 項目 | グラフェンコーティング (市場の一般的な謳い文句) | servFaces(当店の主力メニュー) |
| 硬度の訴求方法 | 「硬度10H」など絶対値を強調する例が多い | 元の塗装から硬度を最大60%向上、という相対値で説明 |
| 実績・年数 | 比較的新しい素材で、長期実績はまだ少ない | ドイツ製、蓄積された施工実績がある |
| 当店での検証状況 | 代車の各パネルに施工して検証中。結果が出るのはまだ先 | 検証済みの上で主力メニューとして採用 |
| 当店の採用方針 | 現時点では非採用 | 相性が良い方には大変オススメ |
よくあるご質問(FAQ)
Q:グラフェンコーティングは今後導入する可能性はありますか?
A:代車での検証結果次第です。ウォータースポットの付着性→耐薬品性→耐久性の順に、施工から最低2年かけて確認しています。現時点ではまだ結果が出ておらず、非採用としています。
Q:硬度10Hのコーティングは本当に良いのですか?
A:理論上の数値としては可能ですが、硬すぎると振動などで割れやすくなり、下地塗装の硬度(国産車3〜5H、輸入車4〜6H程度)との相性も無視できません。硬度の数値だけで判断するのはおすすめしません。
Q:傷から守りたい場合は何がおすすめですか?
A:コーティングは洗車を楽にするためのツールであり、物理的な傷から守るものではありません。飛び石傷などから守りたい方には、プロテクションフィルム(PPF)をおすすめしています。
まとめ
グラフェンコーティングは注目度の高い新素材ですが、当店では「まだ歴が浅く、結果が見えていないものは取り扱わない」という方針のもと、代車での長期検証を続けています。硬度10Hのような数値の大きさよりも、元の塗装との相性や、程よい柔軟性を重視することが重要だと考えています。
横浜市でコーティングをご検討中の方は、数値だけに惑わされず、当店の考え方も参考にしていただければ幸いです。ご相談はぜひMR.POLISHへお気軽にどうぞ。



