経年車BMW 3シリーズのセラミックコーティング二層の施工事例 / 神奈川県横浜市都筑区S様より
経年車BMW 3シリーズのセラミックコーティング二層の施工事例 / 神奈川県横浜市都筑区S様より
今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市都筑区のS様よりご依頼いただきました、BMW 3シリーズのセラミックコーティング施工事例です。
購入から3年間が経ち、購入時に施工したコーティングもなくなり掛けてきて、全体的に**洗車キズやウォータースポット(スケール汚れ)**が目立ってきたので「次は専門店でコーティングを施工したい」とのご要望にて承りました。
ヒヤリングをさせていただき、ご選択いただいたのは、二層セラミックコーティング ‘SIX’です。オーナー様は洗車好きで、頻繁に洗車を行っているとの事で私も驚くほど洗車について詳しくついつい長話をしてしまいました。(笑)
ご入庫誠にありがとうございます。
目次
■ 今回の施工内容
■ 下地処理|“コーティングの基本”
1.細部洗浄/プレウォッシュ


まずはホイール洗浄やタイヤハウスなどの足回りの洗浄を行い、モール際・エンブレム周り・ドアヒンジなど細部に渡るディテール部の水ジミ・油分などをケミカルを使用し分解除去。続けてプレウォッシュで薬剤分を残さず洗い流します。
2.鉄粉・スケール除去

プレウォッシュ後は、ボディに紫に反応する液剤型の鉄粉除去剤を使用しながら、鉄粉除去用のアプリケーターを使用し、ボディに傷をつけるリスクを半減させながら異物を除去。同時に、酸性ケミカルを使用し表面の軽いウォータースポットやイオンデポジット、スケールなどを除去致します。
■ ポリッシング|狙いを定めた低負荷研磨
3.フルマスキング

研磨によるポリッシングを行う際に、どうしても研磨による粉が飛んでしまうため、触れない部分はしっかり養生を行います。ゴム・樹脂・エッジ・未研磨部位を的確に保護し、触れない領域を先に決めて仕上がりを最優先致します。
4.状態チェック


車を磨くために専用設計されたLED下で塗装を確認。ボンネットやルーフの微細スクラッチとウォータースポットが確認できます。光の反射が散乱してしまい、車本来のツヤ感が出ていません。


特に全体的に写真の様なバフ目(磨き傷、オーロラ目)がございました。以前のコーティング施工で磨かれてこの状態のままコーティングの施工をしてしまったんだと思います。一見キレイに見えますが、特殊LED下ですと全て丸見えの状態になります。
5.研磨設計 & 実作業

今回は、ボンネット、ルーフ、トランクフードに深めのスクラッチ傷が確認出来ましたので、膜厚測定を元に最低限の塗装の削り具合でボディを調整していきます。まずは初期研磨から。

大きめな傷や深めの傷、そしてウォータースポットなどを初期研磨で調整を行い、再度コンパウンドやバフなどを変更し人間の目のレベルでは視認出来ないところまで磨き上げていきます。

細かい部分や通常のポリッシャーが入らないところなどは、サイズを変更しくまなく磨き上げます。今回は3工程でポリッシングを実施。

BMWの特徴でもあるグリル。ピアノブラックが採用されているのですぐに傷がついてしまいますが、こちらも更に小さなポリッシャーを使用してポリッシングを行いました。
■ Before and After

左側が研磨前 / 右側が研磨後です。傷やウォータースポットのよるくすみが消え、LEDの反射がくっきりしたのでツヤ感がぐっと上がります。
<Before>

<After>

どこかで磨かれた際の磨き傷(バフ目・オーロラ傷)もきっちり調整。
<Before>

<After>

写真では伝わりにくいですが、全体的にバフ目がありました。こちらもBeforeの写真では、光が散乱してしまっているのが確認できるかと思います。
<Before>

<After>

トランクフードは最も傷が深かったですが、こちらもしっかりと調整をしております。
■ コーティング|二層のセラミックコーティング
6.塗布前最終下地処理

ポリッシング後は、研磨で出た粉を全て洗い流すために再度洗車を行います。脱脂も行い、コーティングの塗布に備えます。洗車には純水を使用する事で、密着率を高めます。コーティングの施工には純水は必須と言っても過言ではありません。
7.コーティング施工

当店のセラミックコーティング二層は、一層目と二層目の両方とも同じ液剤を使用して施工を行います。一層目から二層目の施工にかけての時間の管理は大変ですが、ベースコートとトップコートが別れていないので、本当の意味での二層皮膜を体感できます。

細かい部分にもコーティングの塗布を行う事で、汚れやすいグリルもキレイな水弾きが期待出来ます。

拭き取りの際には、ムラにならないよう新品の特注マイクロファイバーを数枚使用し、時間を掛けて丁寧に拭き上げて行きます。拭き取りのムラを確認する専用のライトを当てながらチェックにチェックを重ねて仕上げて行きます。

ドアの内側にも施工する事で、洗車の際に拭き上げも楽チンです。
■ ホイール脱着・両面コーティング
8.ホイールクリーニング

ジャッキアップを行い、ホイールを一旦外してクリーニングしていきます。鉄粉除去剤を使用し、紫色の反応がなくなるまで繰り返し鉄粉を分解していきます。

表裏/スポーク間/ナットホール/ハブ当たり面までクリーニング。輸入車はとてもブレーキダストが出るため、コーティングの機会にホイールも一緒にクリーニングを行うのは非常に効果的です。

固着した鉄粉を除去するために、トラップ粘土を使用。白色の粘土が完全に茶色になるくらい鉄粉が固着しておりました。取り除いた事で、ホイールはツルツルです。

ホイールの表面にも多くの鉄粉が確認できましたが、地道に少しずつ分解を行っていきます。
9.ホイール両面コーティング

ホイールを外す事ができると、裏面の隅々までコーティングを施工することができます。

手持ちライトを当てながら、塗り忘れがないかチェックを行いながら全体に施工していきます。
10.タイヤハウスクリーニング

ホイールを外したついでに、タイヤハウスもキレイにクリーニングを行います。当店は、ホイール脱着コーティングの際は無料サービスでタイヤハウスのクリーニングとコーティングがついてきいます。
11.Before and After
<Before>

<After>

<Before>

<After>

ホイールもツヤ感復活です♪
<Before>

<After>

タイヤハウスもクリーニングをコーティングを行う事で、ピカピカになります。足回りがキレイですととても気持ちが良いですね。
■ BMW3シリーズ セラミックコーティング二層施工が完了












この度は大切なお車に当店のセラミックコーティング二層をお任せいただき、誠にありがとうございました。
洗車好きと聞いておりましたので、色々込み入ったお話が出来て私も楽しい時間を過ごせました。コーティングは今後が大切になってきますので、是非S様の自信の洗車方法で日々のケアを楽しんでいただければと思います。
二層がおりなす高い撥水力と防汚性能を実感していただけると幸いでございます。これから寒い季節が参りますので、寒い中での洗車を行う際は体調にくれぐれもお気をつけていただければと思います。
今後とも定期メンテナンスはもちろん、何かご不明な点等ございましたらいつでもお気軽にお声掛けくださいませ。
重ねてこの度は数あるコーティング専門店の中から当店をお選びいただき誠にありがとうございました!
横浜・神奈川エリアでBMW 3シリーズのセラミックコーティング/ホイール脱着コーティングをご検討の方は、ぜひ当店まで。
筆者情報
Profile
1993年8月13日生まれ。車がずっと好きで大学を中退し町の整備工事へ入社。
自分の愛車のカムリを東京にある某有名コーティング専門店へ依頼し、その仕上がりに物凄く感動を受け、カーディティリング業界へ参入。約8年間修行を経てカーコーティング専門店ミスターポリッシュを起業。常に「期待以上の仕上がり」を追求し、他では得れない感動をお客様に届けています。


