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セラミックコーティングのデメリットとは?施工前に知っておくべき5つの注意点

セラミックコーティングのデメリットとは?施工前に知っておくべき5つの注意点

『セラミックコーティング』近年、「最強のカーコーティング」としてその名を耳にする機会が増えてきました。
実際、驚くほどの艶感、水弾き、そして長期間にわたる耐久性は、従来のポリマーやガラスコーティングでは得られない大きな魅力です。
特に高級車や濃色車のオーナーを中心に、「愛車を本気で守りたい」という方から圧倒的な支持を集めています。

しかしその一方で、メリットばかりが先行しがちで、注意すべきポイントや施工後の管理については、意外と知られていないのが現状です。
「施工費が高いって本当?」「セルフでできるの?」「何年もメンテナンス不要なの?」
こうした疑問や誤解が、施工後の後悔につながるケースも少なくありません。

本記事では、神奈川県横浜市戸塚区のカーコーティング専門店 ミスターポリッシュが、現場で実際にお客様と向き合ってきた経験をもとに、セラミックコーティングの“デメリット”に焦点を当てて正直に解説します。

導入をご検討中の方が、後悔のない選択をしていただけるよう、プロの視点でわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

そもそもセラミックコーティングとは?

セラミックコーティングとは?

セラミックコーティングの概要と基本性能

セラミックコーティングとは、車の塗装面に“セラミック成分(主にSiO₂=二酸化ケイ素)”を主原料とした無機質の薄膜を形成するコーティング技術です。
一般的なコーティングの中でも、最も高い耐久性と保護力を備えたプレミアムなコーティングとして知られています。

このコーティング層は、塗装の表面にガラス質に近い透明な皮膜を生成するため、非常に高硬度(9H以上)で傷がつきにくく、化学的にも安定しています。
紫外線による色あせ、酸性雨や黄砂による腐食、鳥のフンや虫の死骸などの有機物によるシミなど、あらゆる外的要因から塗装面を守る強固なバリアとなるのが大きな特長です。

また、セラミック層は疎水性(あるいは超疎水性)を持っているため、水を強く弾き、汚れやホコリが付きにくくなる「セルフクリーニング効果」も期待できます。
これにより、洗車の頻度を減らしたり、洗車時の作業時間を大幅に短縮することが可能になります。

一般的なポリマー系やガラス系のコーティングと比べても、耐久年数が長く(3〜5年以上)、高温・低温・塩害などの過酷な環境でも安定した性能を発揮することから、特に高級車や輸入車、濃色車のオーナーを中心に非常に高い人気を集めています。

ただし、性能が高い分だけ、施工には専用の設備や高度な技術が求められるため、プロ施工が前提となります。
DIYで扱うのは非常に難しく、施工環境の整った専門店での作業が不可欠です。

なぜ今、人気が高まっているのか

セラミックコーティングがここ数年で急速に注目を集めている背景には、技術の進化と情報の可視化が大きく関係しています。

一昔前までは、セラミックコーティングといえばプロ施工向けの高価格帯商品であり、一部のディーラーや高級車専門店など、限られた場所でしか取り扱いがありませんでした。
しかし、最近では材料メーカーの技術進歩により、施工性や製品の安定性が大きく向上し、多くの専門店で一般的に取り扱われるようになりました。

さらに、SNSやYouTubeの影響も見逃せません。
「ビフォー・アフター」での艶の違いや水弾きの様子が動画で広まり、「まるで新車のよう」「雨がスルッと流れる!」といった視覚的なインパクトが、ユーザーの関心を高めています。

また、新車購入時に「せっかくなら最上級の保護を」と考えるユーザーや、屋外保管が中心のユーザー、洗車を頻繁にできない忙しい層などが、「長期的に愛車を美しく保ちたい」という理由からセラミックコーティングを選ぶ傾向にあります。

加えて、エコ・サステナブル志向が高まる中、洗車の回数を減らせる=節水にもつながるという面からも、評価され始めています。

「メリット」ばかりが注目される理由

セラミックコーティングに関する情報をインターネットで検索すると、ほとんどが「良いこと尽くし」の情報ばかりが目につくのが現状です。これは、販売を目的とした広告記事や、実際に施工したユーザーの感動体験が多くシェアされていることが理由です。

たとえば、

  • 「水が玉のように弾ける!」
  • 「新車以上の艶が出た」
  • 「洗車が楽になる」
  • 「5年間ノーメンテでもOK」

といった魅力的な言葉が並びます。
確かに、こうした効果は事実ですし、しっかり施工されたセラミックコーティングは、従来のコーティングと比べても圧倒的に優れた性能を発揮します。

しかし一方で、現場に立つ私たち専門店の視点から見ると、ユーザーの期待値が過剰に膨らみすぎているケースも少なくないと感じています。
たとえば「もう一切洗車しなくていい」「どんな汚れも勝手に落ちる」と誤解されてしまうと、施工後の使い方によっては期待に届かず、「思っていたのと違った」と感じることになりかねません。

また、市販品の中には“セラミック”と記載しながらも実際の含有率が極めて低いものや、施工方法の誤りで効果を得られないケースも存在します。
こうした点も、情報の偏りを生む原因です。

そのため、正確な情報と施工後の注意点をきちんと伝えることが専門店の使命であり、ユーザーにとっても長期的な満足に直結します。

セラミックコーティングの主なデメリット

セラミックコーティングの主なデメリット

① 初期費用が高い

セラミックコーティングの最大のネックとして、まず挙げられるのが施工費用の高さです。
一般的なカーコーティングの中でも、セラミック系は最も高価格帯に位置します。

たとえば、軽自動車やコンパクトカーであっても15万円以上の施工費がかかることが多く、SUVや輸入車、ミニバンになると20万円を超えるケースも珍しくありません。
一方、ポリマーコーティングは2〜4万円前後、ガラスコーティングでも5〜10万円程度が相場となっているため、比較するとその差は歴然です。

この価格差には、材料そのもののグレードの高さに加え、施工前の下地処理にかかる手間と技術力、専用設備の使用などが反映されています。
セラミックコーティングは「塗って終わり」の簡易作業ではなく、施工スタッフが何時間もかけて塗装のコンディションを整え、気温・湿度・塗布の厚みを管理しながら丁寧に施工する工程を経ています。

つまり、価格が高いのは当然とも言えるのですが、その価値を十分に理解できていないまま価格だけを見て断念してしまう方も多いのが実情です。
「高いお金を出すからには失敗したくない」「本当に違いがあるのか不安」という気持ちは当然ですが、その不安を解消するためにも、事前にプロとしっかり相談することをおすすめします。

② セルフ施工が難しく、プロによる施工が前提

近年では、ネット通販などで“セラミックコーティング”と銘打たれたDIY用製品も多く見かけるようになりました。
しかし、そのほとんどがプロ施工のものとは成分も濃度もまったく異なり、効果や耐久性に大きな差があります。

また、プロが行う本格的なセラミックコーティングでは、施工前の徹底した下地処理(洗浄・鉄粉除去・磨き)が必須です。
この下地処理が不十分なままコーティングを行ってしまうと、表面の小キズや水シミ、油膜などがそのまま封じ込められてしまい、ツヤどころかかえって見栄えを損ねる結果にもなりかねません。

さらに、セラミックコーティングは硬化が早いため、塗布と拭き上げのタイミングを少し間違えただけでムラができてしまうリスクもあります。
施工時には室温や湿度の管理、専用ライトでの仕上がり確認など、環境面でも高度な対応が求められます。

こうした理由から、たとえ市販の製品を使ったとしても、本来のセラミックコーティングの性能を引き出すことは非常に難しく、最終的にはプロの手に委ねるのがベストと言えます。

③ 完全硬化までに時間がかかる

セラミックコーティングは施工した直後から効果を発揮するものではなく、完全に硬化して最大の性能を発揮するまでには一定の時間が必要です。
一般的には、初期硬化が24時間前後、完全硬化には約7〜14日程度かかるとされています。

この期間中に雨に濡れたり、鳥のフン・虫の死骸・花粉・黄砂などの汚れが付着したりすると、塗膜の中に不純物が残ったまま硬化してしまい、シミやムラの原因になることがあります。
特に春や秋の花粉が多い時期や、黄砂が飛散する地域では注意が必要です。

当店では施工後、可能であればガレージ保管をお願いしていますが、屋外駐車の場合はボディカバーを使用する・数日間はこまめにチェックするなどの対応が推奨されます。

この“硬化期間の管理”は、セラミックコーティングならではの注意点であり、施工後すぐに安心して乗り回せると思っていると、思わぬトラブルに繋がる可能性があるため、事前にしっかり理解しておきましょう。

④ 一度施工すると除去が困難

セラミックコーティングは、優れた耐久性と密着性を誇る反面、一度施工すると容易には除去できないという特性があります。

これは裏を返せば、「やり直しが難しい」ということでもあり、たとえば施工ムラが生じた場合や、塗装補修が必要になった場合などには、強固に密着したセラミック被膜を物理的に削り落とす必要があるため、高額な再研磨作業(ポリッシング)や、塗装再施工の費用が発生するケースもあります。

また、別の種類のコーティングに変更したい場合でも、セラミック被膜が残っている限り新しいコーティングが密着しにくくなるため、完全な除去が必要になります。

こうした手間や費用を避けるためにも、「とりあえず試してみたい」という軽い気持ちでセラミックコーティングを選ぶのはおすすめできません。
施工前には、信頼できる施工店で十分な説明を受け、長期的な視点で納得した上で判断することが大切です。

⑤ 過信すると逆効果になることも

セラミックコーティングは「最強」とも言われる性能を誇るため、一部のユーザーの中には、「もう洗車しなくていい」「汚れが勝手に落ちる」といった過度な期待や誤解を抱いてしまう方もいます。

しかし、現実にはどんな高性能コーティングであっても、空気中の油分やホコリ、水道水に含まれるカルキ、鳥のフン、花粉などの汚れを100%防ぐことは不可能です。
特に濃色車では、水アカやイオンデポジットが目立ちやすく、「コーティングしているのにシミができてしまった」といったご相談をいただくこともあります。

また、「ノーメンテナンスで5年持つ」という謳い文句もよく目にしますが、これは“理想的な環境での話”であり、実際には定期的な洗車やメンテナンスによって初めてその性能が維持されるというのが真実です。

セラミックコーティングは、“何もしなくていい”魔法の皮膜ではなく、“正しく維持すれば強力に守ってくれる”信頼できる盾だと考えていただくのが良いでしょう。

まとめ

セラミックコーティングは、間違いなく現在最も高性能なカーコーティングのひとつです。
優れた耐久性、深みのある艶、セルフクリーニング効果といった魅力は、日々愛車と向き合うオーナー様にとって非常に心強い存在になることでしょう。

しかし、どんなに優れた製品であっても万能ではありません。
費用や施工環境、維持管理の方法をしっかり理解したうえで導入することが、長く満足できるコーティング選びの鍵となります。

ミスターポリッシュでは、お客様の車種・使用環境・ご予算をヒアリングしながら、セラミックだけに限らず、本当にその方にとって最適な施工プランをご提案いたします。
「コーティングの種類で迷っている」「セラミックの性能をもっと詳しく知りたい」――そんな方は、ぜひお気軽に当店へご相談ください。

あなたの愛車にふさわしい、ベストなカーコーティングを一緒に考えましょう。
横浜市でセラミックコーティングをご検討中の方は、ミスターポリッシュにお任せください。

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